仕事に遊びに一人旅にと、様々な用途で多くの人が気軽に利用しているカプセルホテル。
「隣の音がうるさくて眠れないのでは……?」と不安に思っている方も少なくありません。
マナーを守って静かに過ごす方も多いのですが、残念ながら音関連のトラブルが全くないわけでもないのです。
カプセルホテルはドアやカギがなく仕切りがカーテンなので、防音性がいまひとつという背景もあります。
今回は、カプセルホテルの音トラブルの原因や、その対策を紹介していきます。準備と対策が取れれば、カプセルホテルの宿泊も十分快適なものにできます!
カプセルホテルで音が気になる原因
カプセルホテルは、法律上の区分が「簡易宿泊所」というもので、個人ごとのスペースに鍵付きのドアがありません。
対して旅館やホテル、ビジネスホテルなどは「旅館営業」や「ホテル営業」という区分なので、個別に鍵をかけられる部屋を持ちます。
そのため、カプセルホテルとして営業する以上はカプセルの出入口はカーテン等で仕切るだけという設備にしなければならず、構造上どうしても隣の音が聞こえてしまうのです。
ドアがなく防音性が無いので、物音や足音がかなり響きます。筆者もカプセルホテルに泊まったことがありますが、ようやくウトウトしてきたときに物音で目が覚めてしまった経験は多いです。
カプセルホテルの音対策
設備上どうしても音が漏れてしまうカプセルホテル。
多少の物音は気にならないという人や、すぐに眠れる人は難なく過ごせるかもしれません。
カプセルホテルをよく利用する方の中には、「音が気になりやすい」というカプセルホテルの特徴を理解し、なるべく音を立てない工夫をされている方も多いです。
では、できるだけ音のトラブルやストレスを減らせる工夫とは、具体的に何があるでしょうか。3つほどオススメの対策を紹介します。
耳栓
自分でできて手頃ながら、一番重要な音対策なのが耳栓です。
耳栓があるのと無いのとでは音の聞こえ方が本当に違います。前もって買っておくのもオススメですが、大抵のカプセルホテルでレンタルや購入ができるので、準備を忘れてしまっても大丈夫な場合が多いです。
ですが、自分の耳とサイズが合わないと違和感でリラックスできないことがあるので、やはり自分の耳に合った耳栓を準備するのがベストです。
オススメは、シリコン粘土の耳栓。スポンジなどの素材の耳栓より断然、音をシャットアウトしてくれます。
さらに、耳が痛くならないメリットもあります。
通常のウレタンスポンジやシリコンゴムの耳栓は、弾力性があって耳を押し広げてくる感触があるのですが、シリコン粘土製の耳栓は、全く痛くありません。
耳の中に入れるのではなく、耳穴に貼り付けるイメージというと分かりやすいでしょうか。
音も遮断できて耳も痛くならない、とてもストレスフリーな耳栓です。
カプセルホテルで快適に過ごすために、耳栓はマストです。
ホテルのスタッフやフロントに相談
テレビの音や通話の声があまりにも大きくて、どうしても我慢できないようであれば、最終手段としてスタッフやフロントに相談してみましょう。
とはいえ、カプセルホテルを利用するほとんどの方は静かに過ごしているので、本当に騒音がひどい状況になることは少ないと思います。
イヤホンやヘッドホンを有効活用する
耳栓もおすすめですが、イヤホンやヘッドホンもオススメのグッズです。
好きな音楽やラジオ番組を聴きながら、周りの音も遮断できるので、ひとつ持っていくとかなり便利です。
筆者もカプセルホテルに泊まるときは、イヤホンで音楽を聞きながらゆっくり身体を休める事が多いです。
自分の好きな音に意識が向いているので、隣のカプセルの音や騒音は気になりません。
ただし、音漏れには注意が必要です。
まとめ
以上、カプセルホテルの隣りや周りから聞こえる音がうるさい時の対策の紹介でした。
最近はお洒落で清潔なカプセルホテルも増えていますし、お風呂や休憩室、食堂など施設が充実しているところも多く、何より突然の宿泊になっても、リーズナブルに泊まることが出来たりと、メリットは沢山です。
音対策を万全にしてカプセルホテルをますます便利で快適に利用しましょう。