カプセルホテルを利用したことはありますか？
ここ最近では、ビジネスパーソンやバックパッカーなどを中心に、便利で安い宿泊施設としてメジャーになって来ています。
出張や急な会議、取引先との飲み会、それから残業で最終電車に乗れなかったり突然宿泊しなければいけなくなった時にも、すぐに泊まれるところが多く、なおかつビジネスホテルよりも安価なので人気です。
しかし中には
「カプセルの中で快適に眠れるの？」
「カプセルの中は寒かったり暑かったりしないの？」
「温度の調節は出来るの？」
なんて疑問を持つ方が結構いるのではないでしょうか。
実際、カプセルの中はけっこう寒いことが多いのです。
冬場に寒いというケースよりも、春から夏に冷房が効きすぎて寒いといったケースの方が多いと感じます。出張や旅の途中で、寝冷えして風邪を引いてしまっては仕事や旅行も台無しです。今回は、カプセルホテルに泊まる際に、暖かく快適に過ごせる方法を紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみて下さい。
カプセルホテルってどうなっているの
そもそも、「カプセルホテルってどんな作りなの？」「中はどうなっているの？」という方へ、簡単にカプセルホテルについて説明しますね。
1人用のホテルといった感じで、カプセルホテルにはビジネスホテルのようにツインルームやダブルルームなどはありません。フロントでチェックインするのはビジネスホテル等と同じですが、その後貴重品をロッカーに入れて館内着に着替えたら、自分が泊まるカプセルで休みます。
カプセルは、左右上下に連なっていて、入り口はカーテンのみでドアもカギもありません。サウナや大浴場、休憩室や食堂などがあるので、それらの施設を使ったりして、就寝するまでは自由に過ごします。
カプセルの中は、大人1人がゆったりと寝られるくらいの広さで、寝具と照明、それから充電用のコンセント、エアコンやテレビがあるところもあります。
カプセルの中は寒いの？
カプセルの中が寒くて大変だった、寒くてなかなか眠れなかった、という話をけっこう聞きます。理由はいくつかありますが、まずは、エアコンが効きすぎていて冷える、ということです。
カプセルホテルは、すべてのカプセルの空調の温度や風量を一括して調節しているところが多いです。つまり、カプセルごとに自分の好きな温度にすることが出来ません。ですので、冷房や暖房が強いなと思ってもどうにも出来ず、暑かったり寒かったりするのです。
また、通路だけ冷房や暖房を効かせていて各カプセルの中には空調設備が無いところもあります。すると当然空気がカーテンで遮られるため、夏は暑かったり冬は寒かったりします。
カプセルホテルは寒い！というよりも、季節や空調設備によってカプセルの中が寒い時もあるし、蒸し暑い時もあるのです。
カプセルホテルで寒い時でも暖かく過ごす方法
それではもしカプセルの中が、夏に冷房が効きすぎていて寒い、もしくは、冬に暖房が弱かったりして寒い時のために、工夫して暖かく過ごせる方法を紹介したいと思います。
羽織物を1枚
カーディガンやストールなど羽織るものを一枚持って行きましょう。薄手のものでも1枚羽織るだけで、かなり感じる暖かさが違います。就寝時や冷房の効いた休憩室などでも役に立ちます。
首を隠す
首と付く所を温めれば体感温度が上昇します。
首、手首、足首にネックウォーマーやリストバンド、足首ウォーマーなどを着せてあげると、ホカホカ温まってきますよ。靴下を履くと体感温度が0.6度アップするというデータがあります。ひざ掛けをかけると2.5度アップ、カーディガンを羽織ると2.2度アップするそうです。
結構な体感温度の差ですので、ぜひ活用したいですね。
保温下着
いわゆるババシャツは欠かせません。
ユニクロのヒートテックやイトーヨーカドーのボディヒーター、ZOZOTOWNのZOZOHEAT、グンゼのホットマジックに、しまむらのファイバーヒートなど様々な機能性インナーが開発されています。生地がとても薄いので荷物になりません。外に一枚より中に一枚、私はこちらの方が断然暖かくてオススメです。
インナーは身体にピタッとフィットするほど保温効果が高く、身体の中から温まります。ぴったりサイズを選びましょう。
ホッカイロを活用する
貼るホッカイロは、ついつい指先や足など冷たいところを温めたくなりますが、それでは身体は温まりません。効率よく熱を循環させるためには、身体の中心を温めるのが一番効率的なのです。
ホッカイロをおヘソの下あたりと、腰に貼ってみて下さい。身体がポカポカしてきますよ。低温やけどなどにならないようくれぐれも商品の使い方を守って下さいね。
身体の中から温める
食事や飲み物など、体内に入れるものにも意識を向けましょう。手軽で、すぐに身体を温めてくれる食材はニンニク、生姜、梅干し、それから卵やチーズ、根菜などです。
飲み物も温かいものが良いでしょう。コンビニなどで手軽に手に入るものも多いので、食べ物や飲み物も工夫して摂取し、身体の中から温めましょう。
いかがでしたでしょうか。カプセルホテルが寒い場合の対策法でした。
利用するカプセルホテルによって、空調設備や冷暖房の効かせ方が異なりますので、泊まるカプセルホテルが決まっている場合は、カプセル内の空調について事前に問い合わせたり、ネットで、そのカプセルホテルの口コミで特に暑い寒いなどのレビューが無いかを調べてみて、そのカプセルホテルに合ったものを準備すると良いかもしれません。
備えあれば憂いなし。きちんと準備していけば、カプセルホテルでの滞在をより快適なものにすることが出来るでしょう。