【検証】カプセルホテルのテレビはうるさい?周りの人に聞こえる?

カプセルホテルのテレビの音

出張先での宿泊、または遊びや飲み会で終電がなくなったときの寝泊まりの場など、緊急時や困ったときに便利なホテルとして、最近はビジネスホテルと同じくらいメジャーになってきているカプセルホテル。

カプセルホテルは他のホテルと比べて宿泊費が安い傾向にあるので、お金を節約できるメリットがあります。

しかし、カプセルホテルに泊まるときに気になるのは、足音や物音といった「音」の問題ですよね。

カプセルホテルで寝るときはドラマやバラエティを見ながらゴロゴロしたいけど、「カプセルホテルなんかでテレビを見たら流石にうるさいんじゃないか?」と結局見なかった経験を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、カプセルホテルのテレビの音について検証してみました。カプセルホテルに泊まる予定のある方でテレビが大好きな方に、是非、参考にしてもらえたら嬉しいです。

そもそもカプセルホテルってどんな感じ?

カプセルホテル内にはひとりが寝転がれるサイズのカプセルのような形の小部屋が上下左右に並んでいて、一人ひとりがその中で休みます。

カプセル内にはマットとお布団のセット、照明器具、テレビ、目覚まし時計、充電用のコンセント等があり、WiFiも利用可能です。

カプセルを出れば、シャワー、サウナ、大浴場、休憩室や、食堂にマッサージサービスまで、非常に充実した施設がコンパクトにまとまっているカプセルホテルも多いです。

衛生面も問題なく清潔で、最近はお洒落でラグジュアリーな女性向けのカプセルホテルも増えています。

駅近くのアクセス良好な立地であることが多く、宿泊費用が節約できるメリットがとても大きいためか、出張時にビジネスホテルよりもカプセルホテルを選ぶサラリーマンが増えてきています。

また、残業や飲み会で終電を逃してしまった時も、ネットカフェよりゆったり体を休めることができるのでオススメです。

カプセルホテルの防音性は?

比較的新しいカプセルホテルでは音の対策がされていることがほとんどなのですが、昔からある歴史の長いカプセルホテルでは、音対策にあまり力を入れていない所も多いです。

実際に泊まった経験がある方はご存知かと思いますが、基本的にカプセルの出入り口にはドアがなく、カーテンなどの簡単な仕切りしかありません。

  • 「なんでドアが無いの?」
  • 「施錠出来ないの?!」
  • 「ドア付けてよー!」

と最初は戸惑うと思います。

実は、カプセルホテルは法律上「簡易宿泊所」というものに分類されるので、各カプセルにはドアをつけられないという理由があるのです。

よって鍵も付けられないので施錠も出来ません。

通常のビジネスホテルなどは「旅館営業」や「ホテル営業」という分類なので、部屋に個別に鍵をかけることができます。

そのため、「カプセルホテル」として営業するのであれば、施設としてカプセルの出入口はカーテン等で仕切るだけにしなければならないと定められているのです。

テレビの音は隣に聞こえる?

残念ながら、まず聞こえていると思った方がいいです。

「テレビの音量ボリュームを最低まで下げれば大丈夫でしょ」と思われるかもしれませんが、テレビや音楽、電話の話し声、外を歩く足音やカプセル内の物音にいたるまで、どれだけ静かにすることを心がけても、どうしても聞こえてしまいます。

特に、「いびきがうるさくて眠れない!」という悩みを持った経験のある利用者の方は多いはず。

基本的には宿泊する方どうしでイヤホンやヘッドホン、耳栓などを着けて静かに過ごすことで、お互いの眠りを妨げない空間づくりができています。

「カプセルホテルに泊まるときは耳栓必須」とよく言われるのはそのためです。

また、カプセルの中まで音が入ってきて眠れない問題はカプセルホテル側も把握していますので、基本的には静かに過ごすようルールを決めたり、音が聞こえづらいような工夫を施す対応を行っています。

まとめ

物音が気になるとはいえ、音を全く立てずにカプセル内で過ごすことはとても難しいので、ほとんどの利用者の皆さんは、マナーやルールを守り、周りを気遣いながら静かに過ごしています。

カプセルホテルに宿泊する時は、周りから聞こえてくる音対策として耳栓を必ず用意した方が良いですし、自分がテレビや動画、音楽を楽しみたい時にはイヤホンやヘッドホンを持参するのがおすすめです。

ビジネスホテルよりも安価で、気軽に利用出来て、そして便利なカプセルホテルには防音面のデメリットはありますが、工夫次第でストレスなく過ごせます。

宿泊するカプセルホテルのルールや構造など基本的な情報を事前にチェックし、他の利用者の迷惑とならないようにマナーを守ってお互い快適に過ごせるよう、上手に利用したいものですね。

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