池袋からもほど近い、とげぬき地蔵で知られる「高岩寺」

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https://ja.wikipedia.org/wiki/高岩寺

高岩寺は東京都豊島区巣鴨にある「とげぬき地蔵」で有名なお寺です。
一番の最寄り駅はJR山手線・都営地下鉄三田線の巣鴨駅ですが、池袋からでもお参りしに行きやすいお寺です。
巣鴨駅から高岩寺へは商店街を通って5分ほどすると右手に見えてきます。
とげぬき地蔵尊の通称で知られる高岩寺は曹洞宗の寺院で、正式には曹洞宗萬頂山高岩寺といい、1891年に巣鴨へ移転。1945年の東京大空襲で建物が全焼してしまい、現在の高岩寺は1957年に再建されたものです。

こちらで授与されている御影には大変なご利益があると言い伝えられており、多くの人が訪れています。

縁日は毎月4日、14日、24日に行われていますが、特に1月4日の初地蔵と1年の納めの12月24日のお地蔵様のご縁日、1月24日、5月24日、9月24日の大祭は出店も多く出店され、大変にぎやかです。

レトロな雰囲気や、昭和を感じることができる巣鴨は若者に新鮮に映っており、都心では味わうことができない非日常を体感できるとして、最近では若者も注目しているエリアです。巣鴨や豊島区池袋付近に行った際には是非一度立ち寄りたい場所ですね。

高岩寺の歴史と、とげぬき地蔵の由来

高岩寺は1596年に江戸は神田湯島に開かれ、その後下谷屏風坂に移転し、1891年に巣鴨へと移転してきました。
高岩寺の地蔵菩薩様は秘仏ですので、実際に拝見することはできません。

なぜとげぬき地蔵とよばれるのかいうと、江戸時代(1713年)に武士の田村又四郎が、妻が重い病に苦しんでいた時に夢の中で一人の僧にお告げを授ったことに由来しています。
そのお告げとは「私の像(かたち)を一寸三分に彫刻して川に浮かべなさい」というものでした。
そして夢から覚めた田村又四郎の枕元には地蔵菩薩の御影がおいてありました。
田村又四郎はお告げの通りその御影を川に流すと、重い病に苦しんでいた妻の病状が回復に向かい、その後妻は無病になったそうです。
この話を聞いて一人の僧が是非その御影がほしいといって、田村又四郎は御影を僧に与えました。
その後、毛利家の女中が針誤って飲み込んでしまい苦しんでいたとき、僧はその女中に御影一枚を水で飲ませました。
すると女中は針を吐き出すことができ、さらに吐き出した御影に針が刺さっていたといわれています。

とげ抜き地蔵の御影(おみかげ)の効力

このことにより、御影の元となっているお地蔵さまが祀られている高岩寺は、とげぬき地蔵という呼び名で知られるようになりました。
高岩寺のとげぬき地蔵は実際に拝見することはできませんが、本堂で授与されているお姿を元に作られた御影に祈願することで大変ご利益があるとのことです。

とげぬき地蔵尊御影は縦4センチ横1.5センチの和紙の中央に尊像が描かれており、5枚ほど入っております。
痛いところに貼ったり、この御影を水と一緒に飲むと痛いところがよくなると信じられ、たくさんの人が参詣に訪れます。
御影をいただく前にはきちんとご本尊のお地蔵様にご挨拶を忘れないようにしてください。ネットなどを見ても、実際に効力を体験された方がいらっしゃるようです。

また高岩寺の境内に石造の洗い観音と呼ばれる聖観音像があります。
洗い観音像に水をかけて、自分の治したい病気、またはよくしたい体の部分と同じ個所をタオルで拭いたり、磨いたりするとご利益があるといういわれています。
タオルはお寺内で販売されていまので、タオルを忘れても大丈夫です。
昔はタワシなどで洗われていた為、次第にすり減ってしまい、現在の像は2代目です。
今ではタワシで洗うことは廃止されてタオルで洗うことになりました。
洗い観音は非常に人気が高く、休日には行列ができるほどです。

高岩寺がある地蔵商店街

とげぬき地蔵(高岩寺)のある巣鴨の地蔵商店街は、通称「おばあちゃんの原宿」と呼ばれており主に高齢女性が集まり賑わいを見せています。
こちらの商店街には運気上昇や縁起物として有名な赤パンツの元祖「マルジ」や食べ歩きに最適なお店が軒並み連ねます。
この通りのお店は口コミサイトでも人気のお店が多く、行列ができることも珍しくありません。

特に巣鴨のとげぬき地蔵通りの名物といえば「元祖塩大福 みずの」でしょう。
塩大福発祥の店として、伝統の味を楽しむことができます。
高岩寺に立ち寄った際のお土産としてもいいのではないでしょうか。

高岩寺の縁日は毎月4日、14日、24日で特に1月24日、5月24日、9月24日は大祭でさらに数多くの露店が並び、非常に賑わいます。
また1月4日の初地蔵、1年の締めくくりの12月24日の「お地蔵様のご縁日」も同様に盛り上がりを見せます。

また、巣鴨地蔵通り納涼盆踊り大会という、高岩寺の境内内で地域の人たちの交流や子供たちの思い出作ることを目的にした盆踊りの大会があり、毎年子供から、お年寄り問わず楽しく踊り、境内内に露店もたくさん出るなど盛り上がりを見せています。

1年を通して縁日やお祭りごとも多い高岩寺は多くの人でにぎわい、東京の中でも人気のお寺です。
都心の池袋から少し離れるだけで雰囲気の違う街を楽しめるので、まだ行ったことのない方は是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

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