池袋で落語や粋な小噺を楽しむ!「池袋演芸場」をご紹介!

池袋演芸場

出典:https://www.jalan.net/kankou/spt_13116aj2200023449/

JR池袋駅西口・北口から徒歩3分という駅近な立地に、毎日色々な寄席が開かれる定席「池袋演芸場」があります。年末(29日~31日)以外は休みなしで講演されていて料金もお手頃なので、池袋で遊んだ日にふらりと訪れるのはいかがですか?

池袋駅西口徒歩3分、東京に残る寄席定席「池袋演芸場」

「池袋演芸場」は、JR池袋駅西口から徒歩3分という好アクセスな立地の、東京に残る寄席定席です。
開業は第2次世界大戦後の1951年、それから今日まで池袋で東京の復興と発展を見守り続けてきました。
開業当時は桟敷のある畳席でしたが、1990年頃に改築し現在では全92席の椅子席となっているので、足を少し痛めている方でも座りやすいですね。

営業日は正月元旦から12月28日まで、休みなしで毎日営業しています。
営業時間はお昼の部と夜の部の2回公演となっていて、上席(1日~10日)、中席(11日~20日)、下席(21日~30日)の区分でそれぞれ時間が異なります。

上席・中席では、お昼の部が12時開場の12時30分開演、夜の部は17時に開演します。下席では開場が13時30分と少し遅いので注意してください。

お昼の部の開演は14時、夜の部は17時30分開場の18時開演となっています。また、31日の余一会には様々な企画物が行われていますよ。

「池袋演芸場」は演者との距離が近くて迫力が魅力の寄席です!

「池袋演芸場」の客席は全部で92席、これは寄席の中でも比較的小さな部類に入ります。

しかしだからこそ、演者との距離が近く、表情や息使いまではっきりと感じ取ることが出来て、非常に迫力があるのが何よりの魅力ですね。
マイクを通さずとも肉声がしっかりと聞こえるというのも、落語ファンには嬉しいポイントでしょう。

また、他の寄席と違う大きな特徴が、芸人さんの持ち時間が長いということです。
出演する人数を絞ることで、一人当たりの持ち時間が他の寄席よりもかなり長いのが「池袋演芸場」の特徴です。

だからこそ一人一人の芸人さんとしっかりと触れ合うことが出来、また芸人さんも時間が短い他の寄席ではできない新しいことへチャレンジできるということで、「池袋演芸場」は落語ファンの中では唯一無二としてとても人気の寄席なんです。

「池袋演芸場」の構成は、ひと月を上席、中席、下席と区分分けされていて、「落語協会」と「落語芸術協会」がそれぞれ交互に担当する方式になっています。

「落語協会」の担当講演では、お昼の部は通常講演、夜の部が特別講演となっています。「落語芸術協会」の担当講演では、一区分けの10日のうち5日ずつで内容が変わり、お昼の部と夜の部とで出演者が変わります。

詳しい講演内容については公式HPに記載されているので是非チェックして、お目当ての噺家さんに会いに行ってみてくださいね。

「池袋演芸場」を訪れる際は、着物で行くとお得なことも

「池袋演芸場」の入場料は、東京の他の寄席と比べるとかなり安価であることでも有名です。

入場料は日によって異なり、上席・中席(1日~20日)では、一般2,500円、学生2,000円、小人1,500円、下席(21日~30日)では、お昼の部は一般と学生が2,000円、小人が1,500円となっています。
下席の夜の部は日替わりで特選会になっているので、その日ごとに料金が違います。

さて、そんな「池袋演芸場」の入場料なのですが、色々なお得な「特別割引」が存在します。
上席・中席(1日~20日)に適用される割引は、「浴衣&着物割引」「学生服割引」など、指定された服装で訪れることで料金が500円安くなるという割引です。

具体的に、大人が浴衣か着物を着ていくと昼夜ともに2,000円で入場することができます。
学生服割引は中高生が対象で、ともに1,500円となります。

通学に池袋駅を使用している中高生の方、早く終わった日には池袋で遊ぶついでに「池袋演芸場」を訪れてみてはいかがですか?

また、上席・中席(1日~20日)適用の特別割引として、「シルバー割引」や「親子割引」もあります。65歳以上の方の場合、昼夜ともに2,000円にて入場が可能、また親子で来場した場合は小人料金が1,000円となります。
たまにはご家族で落語を楽しみに来るというのも素敵ですね。

下席(21日~30日)についてですが、特別割引は「親子割引」となり、同じく小人料金が1,000円となります。
日によって講演担当や噺家さんが異なるので、是非HPで確認してみてくださいね。

「池袋演芸場」の席ですが、全て自由席となります。
そのため、お目当ての寄席をしっかり観たい場合は余裕をもって来場してくださいね。

座席は全92席の椅子席に加えて、近年では後方にパイプ椅子が20席ほど置かれることもあります。
ですが人気の会では混雑して座れないこともありますので、座ってじっくり見たいという方は是非早めに「池袋演芸場」を訪れてください。

毎日休みなく様々な講演が行われる「池袋演芸場」、古くからの落語ファンに人気の寄席定席ですが、落語初心者の方にも行きやすい定席となっています。
池袋を訪れた際には是非ふらりと立ち寄ってみてくださいね。

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