自分が今暮らしている土地の歴史を把握している方は少ないのではないでしょうか。
今はネオンの光がまぶしい大都会東京でも、昔から現在の様な街並みではなく、いろいろな歴史の繰り返しによって現在の街並みが形成されています。
東京で有数の繁華街である池袋ももちろん歴史の積み重ねで今の池袋が存在しているのです。
自分が暮らしている街の歴史を知ることで、よりその土地に愛着を持つことができるでしょう。
しかし街の歴史を学ぼうとしても、資料が少なかったり、どのようにして学べばいいかわからなかったりすることでしょう。
池袋という街の歴史を学ぶのに最適な場所があります。それが「豊島区立郷土資料館」です。
豊島区立郷土資料館は豊島区に関する貴重な資料を集め、保存、さらには調査、研究、展示を行っている施設です。
豊島区にお住いの方は是非、自分の住む池袋の街をより知ってみてはいかがでしょうか。
豊島区立郷土資料館とは
「豊島区立郷土資料館」はJR・地下鉄・私鉄「池袋駅」西口から徒歩約7分の東京都豊島区西池袋2-37-4、としま産業振興プラザ7階にあります。
豊島区にフォーカスして、豊島区の歴史、文化、民族などの郷土資料の展示を行っている文化的施設です。
「豊島区立郷土資料館」は1984年(昭和59年)に勤労福祉会館でオープンし、2015年12月から長い間休館しており、平成29年10月1日に同じ場所でリニューアルオープンしました。
開館は9時から16時30分となっており、休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日で重なっている場合は翌日も)と第3日曜日、祝日になっています。
団体でご利用の際は事前に申し込みが必要になっており、写真撮影は禁止されています(個人の鑑賞用としての利用は大丈夫ですが、SNSなどのネット上で使用するのは禁止されています)ので、ご利用の際は気を付けてください。
入館料は無料ですので、気軽に訪れることができる池袋の文化施設です。
池袋の歴史を知りたいという知的好奇心を気軽に満たすことができるので、池袋にお住いの方はもちろんですが、歴史が好きという方にもおすすめの施設です。
豊島区立郷土資料館の見どころ
「豊島区立郷土資料館」は豊島区の歴史について展示されている、博物館の様な施設で、文化に触れることができる施設です。豊島区池袋の地域史に興味がある方は、非常に楽しめる施設です。
知ることができる歴史はなんと縄文時代から現代の街並みになるまでです。
都市化した近代、戦中、戦後の豊島区の歴史を資料、文書、地図、写真を用いて、わかりやすく学ぶことができるように、豊島区の歴史的な歩みを一覧表にして見やすく表示されています。
常時展示の「豊島区のあゆみ」では全長6メートルの年表で豊島区の今までをわかりやすく把握することができ、「大地の誕生」では地層の剥ぎ取りを見ることができます。
「原風景以前」では旧石器時代から武士が表れるまでの豊島区の風景が紹介されており、「原風景の形成と変容」は古文書などの展示「近代都市への道」は現代の街並みに至るまでを様々な切り口で展示。
「語り継ぐ戦争」では空襲直後の写真、被災資料などを展示。「暮らす、祈り」では暮らしの変化や様相が展示されています。
常設展示だけでも非常に学べる事が多いのですが、「豊島区立郷土資料館」では展示期間が決まっている展示などもあるので、豊島区のホームページで気になる展示はチェックしておきましょう。
また郷土資料館では豊島区域にちなんだ浮世絵を印刷したオリジナル葉書なども販売されていますので、訪れた際に記念として買うこともできます。
池袋で知的好奇心を満たすのに最適な場所
自分にかかわりの深い地域の歴史は興味がそそられますよね。
学校でも歴史を学びます。しかし一つの地域に絞って学ぶ事はほとんどない為難しく感じる方も多いかと思いますが、「豊島区立郷土資料館」では豊島区と地域がフォーカスされているので、学びやすく、そしてわかりやすく歴史を学ぶことができます。
「豊島区立郷土資料館」で豊島区の歴史を知ることによって、池袋という街に、より一層愛着を持つことができるかもしれません。
知的好奇心を満たす為ということでお一人でも、子供の夏休みの自由研究の資料にも最適ですので、お子様がいる家庭にもおすすめの池袋の施設です。デートがマンネリ化してきたカップルも普段と違うデート場所としても良いのではないでしょうか。
普段遊んでいる池袋は人が多く、商業施設も並んでおり、まさに大都会という雰囲気の街並みですが、もちろん昔からそのような街並みではなく、なぜ池袋がこのように栄えてきたのかを学ぶことできます。
是非豊島区にお住いの方も、住んではいないけど興味があるという方は池袋に立ち寄った際に、「豊島区立郷土資料館」を訪れてみてはいかがでしょうか。
新たな気づき、知識を得ることができる池袋のおすすめの施設です。