【元祖つけ麺】池袋に3店舗ある大勝軒はそれぞれ味と量が違う!

画像:東池袋 大勝軒

出典:http://www.takumen.com/products/210

【東池袋 大勝軒】には「特製もりそば」というメニューがあり、そのメニューがつけ麺の元祖とされています。
店主の山岸一雄氏が考案したものです。
【東池袋 大勝軒】は、60年以上愛されているラーメン店です。
山岸一雄氏が創り上げた味と心は、現在弟子の飯野敏彦氏が2代目店主として継承し、修行を積んだたくさんの弟子たちは「大勝軒のれんの会」として地域の皆様に愛される味を提供するために、日々の研鑽と精進を重ねています。

池袋には直営店が3店あります

東池袋 大勝軒の直営のお店が池袋に3店舗あります。
東池袋駅徒歩2分、首都高速5号池袋線の高架下にある【東池袋 大勝軒 本店】、池袋駅東口徒歩4分の南池袋公園近くにある【東池袋 大勝軒 南池袋店】、池袋駅東口徒歩6分の豊島区役所本庁舎向かいにある【滝野川 大勝軒】の3店舗です。

本店は2007年3月池袋再開発計画による立ち退きのため一度閉店しましたが、お客さんの熱い要望があり、2008年1月に再開をしました。
現在は、南池袋にある「東池袋大勝軒」の店主であった飯野敏彦氏が2代目として暖簾と共に山岸氏の味と心を受け継いでいます。
東池袋大勝軒の本場の味を味わうならば、本店に足を運んでみるのをお勧めします。

南池袋にある【東池袋 大勝軒 南池袋店】は2003年9月に【滝野川 大勝軒】が出したお店で、店主であった飯野氏が本店に移るにあたって、現店の主 山田英明氏が2代目として継いだお店です。
ラーメン激戦区の中にあるため混みやすいですが、池袋駅から一番近い東池袋大勝軒となっています。

豊島区役所本庁舎向かいにある【滝野川 大勝軒】は、1995年北区滝野川より移転しました。
滝野川より移転したので、店名に滝野川がついています。
情熱とこだわりを持った店長、高橋宏文氏の人柄が広がる人気店となっており、スープは他の大勝軒よりもこってり濃厚で麺の量も多めです。

店舗それぞれに味や量などの違いがありますので、自分の好みの味はどの店舗なのか食べ比べをするのもよし。
また、東池袋大勝軒系のお店の制覇を目指している人は、3店舗を巡っての食べ歩きもおすすめです!

メニューは「特製もりそば」と「中華そば」

東池袋 大勝軒のメニューは「特製もりそば」と「中華そば」がメインとなっています。

味は、濃厚な豚骨魚介系のスープに手製麺の多加水卵中太麺。
こってりとしたスープには醤油と甘酢が入っていますので、こってりとしながらもさわやかな酸味がボリュームたっぷりでも飽きずに食べることができる美味しさの秘密です。
「特製もりそば」はメニューにプラスで、トッピングすることができ、野菜を追加した「もり野菜」やチャーシューを追加した「もりチャーシュー」があります。
また、一度冷水で締めた麺を熱湯にくぐらせアツアツの状態にした「あつもり」もありますので、自分のお好みのつけ麺を頂くことができます。

「中華そば」は「特製もりそば」と共に守られてきた原点の味で、醤油系のシンプルな味の中に旨味が凝縮したスープ、手製麺の多加水卵中太麺がとてもよく合います。
麺の量も自分の食べきれる量で選ぶことができます。

東池袋大勝軒本店では小(160g)・並(320g)・中(480g)・大(640g)の4段階から選ぶことができるので、並サイズでも多く感じる人は、小サイズを選ぶことをお勧めします。
3店舗共に基本的なメニューは変わりませんが、それぞれの店舗によっては、ないメニューもありますので、注文の際には注意して下さい。

<h2>特製もりそばは“まかない”が原型</h2>

「特製もりそば」は中野にあった「大勝軒」のまかないが原型となっています。
ラーメンを作る際にザルに残っていた麺を集めて置き、スープなどを入れた湯のみでざるそば風に食べていました。

ある日のこと、ざるそば風に賄いを食べていた所、厨房をのぞき込んでいた常連客が山岸氏に「俺にも今度、“それ”食べさせてくれよ」と言ったそうです。
他のお客さんも同じように言った事で、ざるそば風に食べるスタイルで試食をしてもらいました。

すると、反応は上々。

そのため、山岸氏の兄貴分である従兄弟の坂口氏にメニューとして出すことを提案しましたが、反対されました。
しかし、山岸氏は「いかにおいしいものを作ってお客さんに満足してもらうか」を考えており、反対を押し切る形で昭和30年(1955年)の4月に「特製もりそば」をメニューに加えました。

名前は、山岸氏の出身である長野県の「信州そば」が名前の由来となっており、現在でも「特製もりそば」という名前で販売されています。

営業時間はそれぞれ11時から22時まで

【東池袋 大勝軒 本店】・【東池袋 大勝軒 南池袋店】・【滝野川 大勝軒】はそれぞれ、11時から22時までが営業時間となっています。
ただしスープが無くなりしだい終了となりますので、ご注意ください。

席数は本店が、カウンター11席、テーブル4人席4卓、2人席1卓。
南池袋店は、カウンター25席、テーブル2席。
滝野川大勝軒は、カウンター13席となっています。

人気店のため並ぶことが予想されますので、少し余裕を持ってから本店・南池袋店・滝野川大勝軒へ訪れてみてはいかがでしょうか?
また、定休日は本店が水曜日、南池袋店は火曜日、滝野川大勝軒は月曜日とそれぞれの店舗によって違いますので、注意してそれぞれのお店に足を運んでみてください。

まとめ

昭和26年より始まった大勝軒が、昭和36年東池袋へ店を構えてから、東池袋大勝軒本店は55年近く東池袋のラーメン文化を支えてきました。
本店・南池袋店は共に2代目店長がそれぞれ創業者の山岸氏の味と心を受け継ぎ、滝野川大勝軒は1代目ながら味と心を情熱とこだわりで守っています。

池袋駅に近い南池袋店と滝野川大勝軒はそれぞれ徒歩5~6分程度の場所に。
本店は東池袋駅よりトノ2分の場所にあります。

味も量も少しずつ違っていますので、東池袋大勝軒の味を楽しみたい人は【東池袋 大勝軒 本店】へ、濃いめの味で麺の量が多いのが好みの方は【滝野川 大勝軒】へ。
あっさりとしたバランスの良いスープが好みの方は【東池袋 大勝軒 南池袋店】へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

それぞれを食べ比べしたり、東池袋大勝軒系を巡る楽しみもありますので、ぜひ一度、【東池袋 大勝軒 本店】を訪れることをお勧めします!