若者やビジネスパーソンを中心に、最近人気のカプセルホテル。利用者は個々のカプセルに入って寝泊まりしますが、そのカプセルの中は飲食OKなのか、と素朴な疑問を持つ方がけっこう多いみたいです。
「カプセルの中は飲食禁止なの？バレなきゃいいの？」という質問について、カプセルホテルについて検証しつつ、いろいろとまとめて行きたいと思います。ぜひ参考にしてみて下さいね。
Contents
カプセルホテルはどんな所なのか
今や、旅行だけではなく、仕事や遊び、終電に間に合わなかった人達にとって、最もメジャーな宿泊施設の一つであるカプセルホテルですが、カプセルホテルについて詳しく知らないという方のために最初に少し説明させて下さいね。
ビジネスホテルよりも料金が安く、急な宿泊になっても泊まれる可能性が高いという利便性の良さがカプセルホテルの人気の理由です。
カプセルホテルの中には、1人用のカプセルが上下左右に並んでいて、利用者はそのカプセルの中で横になり就寝します。カプセルの外には、トイレやお風呂、サウナ、休憩室、自動販売機など便利な共用施設があり、食堂やバー、マッサージサービスまであるカプセルホテルもあります。
利用したことの無い方は、もしかしたら不安に思うことやマイナスなイメージがあるかもしれませんが、私も年に何度かはカプセルホテルを利用しています。
カプセルホテルのルールは？飲食については？
それでは次に、飲食の事を含めて、カプセルホテル利用時のルールについてです。ビジネスホテルやネットカフェなどと同じ様に、もちろんカプセルホテルでも、宿泊利用時の規則が定められています。ホテルによって多少は異なりますが、カプセルホテルでの大まかなルールは次のような感じです。
原則、音出し禁止
カプセルは上下左右に連なっていて、発した音は周りにそのまま伝わりますので、基本的には音出し禁止です。
ですから、テレビを観るときはもちろん、ゲームをしたり音楽を聞く時は、イヤホンやヘッドホンを使って音が漏れないようにしなければなりません。また、携帯電話やスマートフォンはマナーモードにして、通話は控えます。通話が必要な時はカプセルの外の通話が可能なエリアに行きましょう。
喫煙について
基本的にはカプセルの中ではもちろん、カプセルホテル内は全て禁煙というところが多いです。専用の喫煙スペースがあるかと思いますので、タバコを吸う方はそちらで喫煙するようになります。
カプセル内での飲食禁止
個々のカプセルには、寝るスペースしかありませんので、飲食は禁止にしているカプセルホテルが当然多いです。食べる音や匂いも周りの迷惑になる可能性がありますし、食べ物やドリンクを布団にこぼして汚してしまう事も懸念されます。ただ、ペットボトル飲料は可、というカプセルホテルもあるようです。食事は共用のフリースペースや食堂、カフェスペースで摂りましょう。
貴重品の持ち込み禁止
カプセルへの貴重品の持ち込みは出来ません。貴重品はすべて専用のロッカーに入れるかフロント預かりとなります。
その他にも、年齢制限（12歳以下は利用出来ない等）や、許可なく撮影してはいけない、他の利用者へのチラシやビラ等広告物を配る行為の禁止、カプセル内でお香を炊いてはいけない、指定暴力団員等の利用禁止、などなど、基本的な条項も定められています。
カプセルの中で本当に食べちゃダメ？バレなきゃ良い？
それでは、問題の「バレなきゃ食べてもいいの？」「そもそも、こっそり食べればバレないんじゃないか？」という疑問にお答えしますが、カプセル内で飲食した場合、たとえ周りに気を使い、こっそり食べたとしても、高い確率で匂いや音などですぐに分かってしまいます。周りに気を使うのであれば、最初から決まったスペースで食べた方が良いでしょう。
カプセルホテルのスタッフが、各カプセルでの飲食の有無をあえてチェックするという事はありませんが、たとえば、カップ麺やインスタントの焼きそば等、匂いがけっこう強いものをカプセル内で食べますとラーメンスープやソースの匂いがたちまち周りに充満してしまいます。これは、他の利用者にとっては気持ちのいいことではありませんし、汁物やソース物をこぼしてしまったらもっと大変です。匂いはますます消えませんし、禁止事項にも関わらず持ち込んでこぼした場合、ホテル側からクリーニング代を請求されるということもあるみたいです。
カプセルの中で食べたり飲んだりすれば、周りにはほぼ分かってしまいますし、バレなくとも、常識人として、やめた方が良さそうですね。
参考にしていただけましたでしょうか。中には、こぼれにくいペットボトル飲料や、サンドイッチやおにぎりなどの匂いがないものだったらカプセル内で飲食できるというカプセルホテルもあります。各カプセルホテルのシステムや利用のマナーを理解しつつ、周りの利用者に迷惑にならないように、スマートな大人としてマナーを守ってお互い快適に過ごせる様にしたいですね。